【ゼノブレイド2】第8話「世界樹」ストーリーを解説・ポイントまとめ

今回は、ゼノブレイド2の第8話「世界樹」についての解説です。

「ムービーを観たけど話がよくわからなかった…。」
「あのシーンのセリフはどういうこと?」

そんな疑問に、ネタバレ無しでストーリーの詳しい解説・ポイントをわかりやすくまとめていきます😊

☆第7話「新たなる剣」ストーリー解説
【ゼノブレイド2】第7話「新たなる剣」ストーリー解説・ポイントまとめ

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ストーリー解説・ポイントまとめ

モルスの地

モルスの断崖が崩壊し落ちたレックスとヒカリは、雲海の下にあるという伝説の地「モルスの地」にやってきます。

メツによると、アルストができる遥か以前に滅んだ地であり、神の生まれた世界。

ナギ

信号機、道路、ビル…アルストの世界とは違った雰囲気でなんだか現実的な世界観です…。

モルスの地には世界樹の根元があり、そこから登って楽園を目指します。

シンの心臓

世界樹の根元へ行く途中、モルスの断崖での戦闘で受けた傷により衰弱していたシンがモンスターに襲われているところに遭遇し、レックスとヒカリが助けます。

カグツチ・ハナ・じっちゃんも加わり、倒れたシンをヒカリ(プネウマ)の力で回復。

ナギ

プネウマ(覚醒したヒカリ&ホムラ)はマスターブレイド!
マスターブレイドは全てのブレイドのコア情報を持っています。

シンのコア情報を読み取ったプネウマは違和感を感じます。

シンはブレイドであるにも関わらず人間の心臓を持つマンイーターであり、その心臓は500年前にシンのドライバーだった「ラウラ」のものだったのです。

ヒカリはシンに他の仲間を探して世界樹へと登るまで一時休戦を提案し、シンは提案を受け入れ共に行動します。

シンとカグツチ

カグツチは500年前仲間だったシンの元へ行き、「日記に記録している過去の自分」と「今の自分」が同じかどうか確かめたいと言います。

シンは自分が日記を読んでいる過去を思い出し、「知ったところで意味のあることとは思えんが」とあしらいます。

ナギ

シンも以前は日記を書いて記録していました。そのあたりのお話は第9話で…。

「俺の記憶にあるお前は今のお前ではない。話したところで別のブレイドの話にしかならん。」

そして、カグツチは「でもやっぱり知りたい。どんなことをして何を考えてきたのか。それに、私と共に歩んでいた人のこと忘れたくないから。これからもずっと」と言い、シンはハッとします。

500年前の聖杯戦争が始まる前、ラウラが古王国イーラの正式なドライバーになった頃「これから思い出いっぱい作ろうね」と言われたことを思い出したのです。

そして、シンも日記を書いていた頃は同じような内容を書いていました。

ナギ

シン…辛いわな…

この後、イーラの組織がシンを迎えに来てレックスらの元から去りますが、去り際にシンはカグツチに言います。

「カグツチ。お前はあの時のままだ。」

かつての仲間でありカグツチの事をよく知っていたシン。

ブレイドとして同じ思いを持ち、そして信頼するドライバーとの思い出を大切に想うカグツチにそう伝えたのでした。

ナギ

このシーン本当に大好きです…(´;ω;`)
第9話のシンが日記を読む回想シーンの後にこのシーンを見ると「お前はあの時のまま」の意味がより重みのある言葉になります…。
「以前の自分」と「今の自分」は変わっていないと思いたいのでしょうね。

ハナとヒカリの約束

モルスの地は、以前は多くの建物や人がいて科学技術が発展した世界でした。

しかし、どんなに科学技術が進んで豊かになっても人の本質は変わらず、自らを豊かにするはずの科学によって世界を壊してしまい、今はただの廃墟と化しています。

ハナは自分も科学技術で作られた存在で、自分もいつかは世界を壊してしまうのかと悲しみます。

そんなハナにヒカリは「この世界が父様(神)が創った世界なら、その父様が創った私も同じ」といい

ハナは「もし自分が世界や主人であるトラを壊しそうになったらハナを壊してほしいですも」

「もし本当にハナが世界を壊してしまいそうになったら私はハナの願いを叶えてあげる。だから、代わりに私の願いも一つ叶えて」といい、ふたりだけの約束をします。

「ヒカリも世界を壊してしまうのかも?」という問いに「そうしないように心がけるつもりだけど…」と答えます。

ナギ

この約束が意味するものとは…?

人の業

モルスの地にいるモンスターの再生能力は凄まじく、シンによると恐らくブレイドを生んだ文明の残滓。

そしてシンはモルスの地や文明を「ここには人の業が埋もれているだけ。神がここで生まれたのなら業もまた神と在る。所詮アルストの人間と同じ」と言います。

シンは人の業によってアルストもいずれはモルスの地のように滅ぶと読んでいました。

ブレイドという命の循環

モルスの地に堕ちていたイーラの巨神獣は、500年前の聖杯戦争の戦いであちこちが炭化していました。

イーラの巨神獣の胎(ハラ)に辿り着いたレックスが見つけたのは、巨神獣のような姿をしたブレイドの死体。

シンは「巨神獣への変態の過程で朽ちたブレイド達だ。巨神獣はその体内でコアクリスタルを生成する。」と言います。

「ブレイドとて その命は永劫ではない。
巨神獣から誕生したブレイドはその命が尽きる時、再び生まれた巨神獣へと還る。
巨神獣へと還ったブレイドはやがて自らも巨神獣へと変態する。」

巨神獣になればコアに戻るときと同じように、ブレイドだった頃の記憶は無くなります。

これが神が定めたアルストの世界の理であり、ヒカリやシンはそれを知っていました。

コアからブレイドが生まれ、ブレイドは巨神獣に。
そして巨神獣は多くの命を育み、やがて巨神獣から新たなコアが生まれる…

ナギ

ビャッコやカグツチなどのブレイドもいずれは巨神獣になって、インヴィディアやスペルビアの巨神獣のように世界そのものになるのです…。
つまり、現在は巨神獣のじっちゃんも以前はブレイドとして存在していたということですな。


言葉の呪い

500年前、古王国イーラを真に滅亡させたのは天の聖杯(メツ&ヒカリ)ではなく法王庁(アーケディア)だとシンは言います。

アルストの神が定めた世界の理は古王国イーラの信仰の対象であり、イーラは巨神獣の偉大さを畏れ敬い、そこから新たに生まれ出るブレイドと人間との共存を目指した国でした。

しかし、人間はそれを望みませんでした。(反アデル派?)

 

500年前の聖杯戦争でメツとの戦いが終わり、ヒカリとアデルがイーラを去ったすぐ後のこと。

マルベーニは聖杯戦争で目の当たりにした天の聖杯の力を恐れ、イーラの残党軍もろともその存在を抹殺しようとして蹂躙しました。

しかしその頃にはヒカリの姿はなく、残されたシン達はその被害を受けました。

その際、ラウラはシンを砲弾からかばい致命傷を負います。

そこでラウラは、

「私が死んでもあなたは再び眠りにつくだけ。時が経てばまた別の誰かがあなたを…。」

 

「人間はね、誰かに忘れられることの方がずっとつらいの。
だから自分の存在を遺そうと足掻き生きる。」

 

「次に目覚めた時あなたは私のこと忘れてるんだよね。
シン、あなたに忘れられるのが、絆が消えるのが寂しいよ。」

そう言って息を引き取ろうとします。(シンがコアに戻りそうになっていますね。)

「忘れない。忘れるはずがない。俺は君を…。」

ナギ

ラウラはこのとき27歳で、シンと同調し出逢ったのは幼少期。
つまり、ふたりは20年近く毎日共に過ごしてきたパートナーで、家族同然の関係なのです…。

最期にラウラは「困らせてごめんね」と言って死ぬ直前、シンは「あるんだ。たった一つだけ君と俺が生きる方法が。」と言い、その方法を耳打ちします。

その方法は、ラウラの心臓を取り出しシンの身体に取り入れること。

シンはラウラの胸を貫いて心臓を抉り出し、自分の身体に取り入れました。

ラウラの「あなたに忘れられるのがつらい」「絆が消えるのが寂しい」という思いに応えるために、そしてコアに戻りラウラとの思い出を忘れないように…

ナギ

辛すぎんか…(´;ω;`)

 

ラウラの心臓が入ったことで人間の細胞と融合し、マンイーターとなったシンは覚醒し特異な能力が身につきました。

ナギ

第4話でコール爺さん(ミノチ)がレックスにマンイーターだと明かした時に言っていましたね。
「ほとんどのブレイドは融合に失敗して年老いてしまうけれど、ごくわずかの成功例で特異な能力を身につけるブレイドがいる」と!
「シンは人間の細胞と融合するのに成功したブレイド」です。(融合前はあくまで一般的なブレイドの能力でした。)

融合しシンの額のコアは、青色から血のように真っ赤な色に変わりました。

 

シンはこの出来事をレックス達に話し、「俺は彼女を食ったんだよ」と言いました。

ナギ

「人喰いのブレイド」として法王庁に追われ捕らわれていたニアを、シンは助け仲間にした理由。
それは、自分と同じ人を食ったブレイドで同じ境遇だと感じ取ったからです…。(ニアは父親から強制的にやられていましたが…)

シンは「聖杯戦争のあと、ヒカリがいなくてもマルベーニら人間は同じことをしただろう。
神に選ばれ やがて巨神獣となり世界そのものとなるブレイドを恐れ、だから襲撃した。」と推測していました。

マルベーニが楽園を目指す本当の理由は世界の救済ではなく、神の力を手に入れブレイドと巨神獣をこの世界から消滅させること。

それがレックスと共に天の聖杯を守った理由でした。

 

レックスがシンに「あんたの目は哀しすぎるよ。あれは自分が消えたくて消えたくてしょうがない人の目だ」とこれまで戦ってきた中でわかったと言います。

これは、シンがラウラの心臓を取り入れマンイーターとなったことで、記憶を忘れてはいないけれどラウラ本人はいない辛さで苦しんでいて消えたいという思いがあり、でもラウラの死に際の言葉によって死ねずにいるのです。

ナギ

第3話でホムラは3つの巨神獣を壊滅させた過去から「記憶があるからこそ辛いこと、苦しいことがある」「忘れることができるのも幸せなんじゃないかって思う」と言っていましたが、まさに今のシンにも同じことが言えますよね!

 

そして、シンはコアクリスタルが法王庁の手に渡らないように集めていましたが、同調して兵器にすれば良いものを、誰とも同調することはありませんでした。(カムイ達を同調するのも反対していた)

それは同調してしまうことで自分とブレイドの間で絆ができるのを恐れたからです。(ラウラとのことがあるから)

モルスの地に棲む生物の正体?

モルスの地で襲ってきた「デビルキング・グルドゥ」の死体付近に落ちていたのは、顔写真入りのネームプレート。

この人物は「ガラテア」という女性でした。(特にネタバレではありません!)

この地に棲む生物は元は人間だったのです。

ナギ

人間がなぜここに?「モルスの地」が滅ぶ前の世界は一体どんなもの?
それは後に明らかになります。

それぞれが楽園を目指す目的

おさらいになりますが、世界樹を登り楽園を目指すレックス・イーラ(シン)・マルベーニの目的は違います。

  • レックス…ホムラとヒカリの願いを叶えるため。楽園を見つけて、近年の巨神獣の減少によるアルストの危機(戦争や住処)から守るため。人間とブレイドの共存する未来を目指す。
  • イーラ…アルストの世界の理を創った神とその加護を受けた人間を抹消するため。(人の業により世界は滅ぶだけだと思っている。)
  • マルベーニ…世界そのものになるブレイドと巨神獣を恐れ、神の力を手に入れ抹消するため。自分が神の意志の代弁者として世界そのものを消滅しようとしている。

イーラとマルベーニは目的が反対なため、マルベーニはイーラが世界樹を登るのをレックスやヒカリ、カスミの能力や巨神獣を利用して妨害していました。

さいごに

ゼノブレイド2 第8話「世界樹」のストーリー解説・ポイントのまとめは以上です!

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