【ゼノブレイド2】第9話「雨」ストーリーを解説・ポイントまとめ

今回は、ゼノブレイド2の第9話「雨」についての解説です。

「ムービーを観たけど話がよくわからなかった…。」
「あのシーンのセリフはどういうこと?」

そんな疑問に、ネタバレ無しでストーリーの詳しい解説・ポイントをわかりやすくまとめていきます😊

☆第8話「世界樹」ストーリー解説
【ゼノブレイド2】第8話「世界樹」ストーリーを解説・ポイントまとめ

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ストーリー解説・ポイントまとめ

人間と世界に絶望するマルベーニ

聖杯大戦よりも前のマルベーニがまだ青年だった頃、マルベーニは戦争による難民を保護する活動をしていました。

ある日、自分が助けた男性が野盗として民家、それも親子を襲撃していたところに遭遇します。

男性が母親をナイフで刺そうとしたところを止め、マルベーニはその男性を殺害しました。

ナギ

マルベーニが幼少期の頃にも野盗に追われ母親を殺害された回想シーンがありましたね…。

マルベーニは「これがあなたの望んだ世界なのか」と神に対し疑問を抱き、人間と世界に絶望する決定的な出来事となりました。

サタヒコの過去と最期

マルベーニはイーラが世界樹を登るのを何としても止めるために、スペルビアやインヴィディアなどの各国の巨神獣を支配下に置いて操り、世界樹へ攻撃させます。

マルベーニ、イーラ、レックスの3者はそれぞれ楽園を目指す理由が違います!

  • レックス…ホムラとヒカリの願いを叶えるため。楽園を見つけて、近年の巨神獣の減少によるアルストの危機(戦争や住処)から守るため。人間とブレイドが共存する世界を目指す。
  • イーラ…アルストの世界の理を創った神とその加護を受けた人間を抹消するため。(人間はブレイドを利用し、そして人の業により世界は滅ぶだけだと思っている。)
  • マルベーニ…世界そのものになるブレイドと巨神獣を恐れ、神の力を手に入れ抹消するため。自分が神の意志の代弁者と名乗り世界そのものを消滅しようとしている。

※アルストの世界の理…ブレイドはいずれ巨神獣になり、その巨神獣はコアクリスタルを生み出し新たなブレイドを誕生させるという命の循環。

ナギ

イーラとマルベーニの目的は正反対。
マルベーニはヒカリの力を使って世界樹を登るイーラを倒せと命令しますが、レックスはイーラを「倒したい」のではなく「止めたい」ので拒否していました。

サタヒコは、ヨシツネとベンケイに世界樹へ行ってシンとメツを守るように指示。

マルサネスに一人残ったサタヒコは、船体を変形させてアーケディアに直接攻撃しに行きます。

MEMO
サタヒコが造ったマルサネスは巨神獣船ですが、マルベーニからの影響は受けないように細工しています。

イーラがバーン会長と契約して人工ブレイドを手に入れたのも、マルベーニからの影響を受けない兵器だったからです。

サタヒコは「マンイーター」ではなく、「ブレイドイーター」のためマルベーニの影響は受けません。

  • マンイーター…人間の細胞と融合したブレイド。(シン、ヨシツネ、ベンケイ、ニア、コールなど)
  • ブレイドイーター…コアクリスタルを移植した人間。(ジーク、マルベーニ、サタヒコ)

触れられていませんが、ジークもマルベーニからの影響を受けていませんね!

レックスはホムラから命を半分わけてもらったどちらにも属さない特別な人間です。


ブレイドイーターの技術はアーケディアのもの。

500年前の聖杯大戦直後、天の聖杯の力を恐れたマルベーニはヒカリを消し去るために蹂躙しましたが、サタヒコはそのときに生き残った難民でした。

そして、マルベーニは自分にコアクリスタルを移植する前、その難民に移植実験しておりその後処分したのですが、サタヒコは人間(主にマルベーニ)への復讐を果たすため移植後も生き残っていました。

 

暴走するマルベーニを止めるため、アーケディアの増幅塔を破壊したレックス達。

これにマルベーニは逆上し、レックスらにエネルギーを発射したところにサタヒコが飛び出し守りました。

サタヒコは500年前、メツの襲撃による世界の混乱に乗じて村を略奪され孤児だったところをラウラとシンに拾われました。

それからはアデルやヒカリ等、人間とブレイドのチームでメツを倒すため共に行動していました。

聖杯大戦後は、村を略奪したりマルベーニのような国を蹂躙する業の深い人間への復讐を目的としていました。

しかし、人間とブレイドの絆が強いレックスらを見ていると自分が500年前にシン達と旅をしていたときと重なり、果たして人間は本当に業の深いだけの存在なのか…大好きな人間もたくさんいたので自分がわからなくなったのです。

サタヒコはレックスにシンに世界の答えを教えてやってくれと頼み、アーケディアに特攻しラウラと共に逝きました。

ナギ

もう辛すぎる…。
ぜひ追加シナリオ「黄金の国イーラ」プレイしてみてください!
500年前の伏線がすべて回収されます。

シンの日記

シンがラウラと同調する前のドライバーは「オルネラ」という女性でした。

ラウラ達との旅の道中でとある村に訪れた際、以前のシンとオルネラを知るおじいさんに出逢い、シンが住んでいたと言われる家(現在は空き家)を教えてもらいます。

その空き家でシンは「以前の自分が書いた日記」を発見し、その日記にはこう書かれていました。

「彼女(オルネラ)の命はもうそれ程残っていないだろう。それは私の終わりをも告げている。」

「彼女の死とは無関係に私は当たり前のようにコアへと還り、再び目覚めの時を待つのだろう。これまで幾千の夜をそうしてきたように。」

「そうして目覚めた私は以前の私なのだろうか」

 

「神と呼ばれる者が本当に存在するのなら私は問いたい。私は何者なのか、どこから来てどこへ行こうとしているのか。」

そして、最後にはこの日記が”君”(再同調後の新たな自分)に渡ることを願い、以前のシンが掴んだ「自分が自分である方法」「ドライバーとの絆を自身の身体に刻む方法」、つまりマンイーターになる方法が書かれていました。

過去の自分が遺した日記からマンイーターへの成り方を知ったシンは、ラウラが死ぬ間際にこれを思い出しマンイーターとなったということです。

シンとヨシツネ&ベンケイ

ヨシツネとベンケイがイーラに加入する前、ルクスリアからアーケディアへ移送されるところをシンに助けられました。

ヨシツネとベンケイがマンイーターになる前のまだブレイドだった頃、当時の二人のドライバーは兄妹でした。

兄妹ドライバーの心臓がそれぞれヨシツネとベンケイにあるので、ヨシツネは自分たちも兄妹だと言います。

ヨシツネ「この身体には二人の肉体(いのち)が宿っている。僕らは繋がっている。」

シン「そのようなものに縋って満足か?」

ヨシツネ「わかりません。でも何もないよりいい。それを大事と思えるから、そのために生きられる。彼女のために。」

そして、シンは「俺の名前はシン。俺も同類だ。」と言ってヨシツネとベンケイを仲間にしました。

ナギ

シンもラウラの心臓を取り入れたあの時から、絶望の中ラウラとの繋がりだけを生きがいにしてきましたね…。


世界の答え

世界樹の中でのシンとレックスの対峙シーンです。

シン「神が与えたもうたその力 なぜ人間のために奮う?」

 

レックス「楽園に行くためだ」

 

シン「行ってどうする?人に開放するのか?分け与えるのか?与えてどうする?結果は見えているんだぞ。人は楽園をモルスのように500年前のイーラのようにするだけだ」

 

レックス「オレがそんなことはさせない」

 

シン「お前が死んだあとはどうする?誰がそれを止める」

 

レックス「そのためにあんた達(ブレイド)がいるんじゃないか。そして、それを一緒にやり遂げるのはオレじゃない。誰かだ」

 

「そうだよ、人間は死んだらそれまでだ。でもその思いや記憶は別の誰かが必ず受け継いでくれる。あんたらブレイドだってそれは同じだろ?前の自分を 別の誰かと一緒に受け継いで新しい自分になって そうやってこれまで生きてきたんだろ?だったら同じじゃないか」

 

「ブレイドはやがて巨神獣になって そして多くの新しいブレイドを生んだり世界そのものになったりして続いていくんだろ?すごいよ 羨ましいくらいさ」

 

「オレ聞いてみたいんだ 神様に。ホムラやヒカリやあんた、どうしてこんなすごい連中を生んだのかってさ。
いや、何となくはわかっているんだ。だからその答え合わせをしたい。」

 

シン「答え合わせ…。お前はその答えを持っているというのか?」

ナギ

シンは過去の日記で神がいるなら「私(ブレイド)は何者なのか、どこから来てどこへ行こうとしているのかと問いたい」と書いていましたね。

神が定めた世界の理は古王国イーラの信仰の対象であり、イーラは巨神獣の偉大さを畏れ敬い、そこから新たに生まれ出るブレイドと人間との共存を目指した国でした。

人間はそれを望まず、その結果人の業によって現在に至るまで世界はめちゃくちゃになっていましたね。

しかし、レックスは天の聖杯の力を使って楽園に行き、人間とブレイドが共存する未来を見ており、まさに古王国イーラが目指していた世界を理想としているのです。

生前のアデルは、人が天の聖杯にふさわしい存在になるまでとヒカリを封印していましたが、レックスは人とブレイドのために、そして世界のために天の聖杯の力を正しく使おうとしていますね。

シンはレックスの言葉と思いに強く心打たれ、世界は救われると確信しました。

マルベーニの本当の目的

ようやく和解できたレックスとシン。

戦いの中でシンはひどく負傷しており、そこにヨシツネとベンケイが助けにやって来ます。

ベンケイがシンの治療準備に向かおうとしたとき、突如現れたマルベーニによってコアを貫かれ死亡。

マルベーニはベンケイのコアを奪い、その能力を自分に移しました。(ファンレノルン等これまで数えきれないほどのブレイドやマンイーターのコアを奪ってきました。)

マルベーニが今まで法王庁(アーケディア)でコアを管理しコアの洗礼をしていたのも、より強いブレイドの能力を自分に取り込むためでした。

マルベーニは「自分は神の意志の代弁者」「神に一番近い人物」と身勝手な主張をし、天の聖杯が世界を消し去る力があるならばその天の聖杯を創った神は世界を消したがっている、だからマルベーニは代わりに世界を消すといいます。

ナギ

メツはドライバーであるマルベーニの影響を受けて世界を消滅しようとしているだけで、ある意味メツも被害者だったわけです…。

人やブレイド、巨神獣が進化していくのが邪魔で、進化すると自分の個としての存在が消えてしまう。

そして人間(自分)がいなければ存在すら許されないブレイドが逆らってくるのが気に入らないのです。

人の業の最終形態ですよね。

 

ヨシツネは死んだベンケイの仇を取ろうとマルベーニに特攻しますが、同様にコアを貫かれて死亡。

ナギ

ここのシーン、今まで敵だったヨシツネを助けようとレックスらが連携しているシーンが激アツすぎますな(´;ω;`)

 

シンが戦おうとするところをレックスが前に出ます。

レックス「こいつは人間だ。だからオレ達の手でケリを付けたい。」

 

シン「俺だってこの身体にはお前達と同じ…」

 

レックス「だったら大事にしろよ!そのためにここまで来たんだろ?」

 

シン「レックス…」

ナギ

今までレックスのことを「少年」と呼んでいたシンが、因縁が無くなり初めて「レックス」と名前で呼ぶんですよね…(´;ω;`)
ここ本当に大好きなシーンTOP3に入ります!!(好きなシーンがありすぎて決められないけど)

レックスらはマルベーニと戦いますが、コアを大量に取り込んでいるため尋常ではない再生能力です。

楽園に上がるエレベーターの扉を塞ごうとするマルベーニを止めようとした隙を狙ってシンを攻撃しようとし、助けに入ったヒカリとレックスを突き飛ばします。

 

シンはニアにヒカリとレックスの回復を頼み、

ニア「シン、何でレックス達のとこに行ったアタシを殺さなかった?」

 

シン「悪くなかったろ?信じたドライバーのブレイドになることは。俺もかつては…」

ナギ

このシーンで初見時は嗚咽するくらい泣きました(笑)
というか今プレイしても泣けます…。

最期にシンはレックスにメツを救うように言います。

マルベーニの心理が刷り込まれ純粋に従うように破壊行動だけを起こしてきたメツは、自身のデバイス「アイオーン」を起動させて世界を消滅させようとしています。

メツ自身も、自分が何者で何をしているのかわからず、自分というものを探しているのです。

シンは「お前の答えを聞かせてやってくれ」と頼み、最期の力でマルベーニを倒しました。

ナギ

シンまじでかっこええな…

 

第9話ラストの雨の回想シーン。

聖杯大戦が終わりシンがマンイーターとなった後、ラウラの記憶は残っているものの肝心のラウラが死んだ辛さから自身も死ぬことを望んでいたシン。

しかし、ラウラの「シン、あなたに忘れられるのがつらい。絆が消えるのがさびしいよ」という言葉に縛られて死ぬことができずずっと苦しんでいました。

そんなときメツに出逢います。

メツはこの頃から自分が何者で何をしているのかわからず、シンのコア情報から事情を読み取り「お前とおんなじさ」と仲間だと認識し、イーラを結成しました。

さいごに

ゼノブレイド2 第9話「雨」のストーリー解説・ポイントのまとめは以上です!

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