【ゼノブレイド2】最終話「そして少年は 少女と出逢った」ストーリーを解説・ポイントまとめ

今回は、ゼノブレイド2の最終話「そして少年は 少女と出逢った」についての解説です。

「ムービーを観たけど話がよくわからなかった…。」
「あのシーンのセリフはどういうこと?」

そんな疑問に、ネタバレ無しでストーリーの詳しい解説・ポイントをわかりやすくまとめていきます😊

☆第9話「雨」ストーリー解説
【ゼノブレイド2】第9話「雨」ストーリーを解説・ポイントまとめ

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ストーリー解説・ポイントまとめ

荒れ果てた楽園

レックスらはようやく世界樹の上にある伝説の地「楽園」へと辿り着き来ます。

しかし、ホムラやヒカリの記憶で見た「緑溢れる豊穣の大地」とはかけ離れた、実際はただの荒れ果てた大地でした。

以前はアルストの全人口も凌ぐほどの大都市で人が住んでいた形跡があります。

楽園に響くあの鐘の音が鳴っている教会へと向かい、真相を確かめに向かいます。

アルストの創造神「クラウス」と世界の再生

鐘の鳴る教会の中へ入ったレックスらは神の声を聞き、隠された地下へ導かれます。

突如、謎の幻想の中でレックスは仲間からの心無い言葉を浴びせられます。

これは神がレックスらの今の自分ではない別の心の形、もう一人の姿を見たくて再現していました。

 

アルストの世界を創った神の名は「クラウス」

アルストに住む者が何を考え、何を望み、何を成し得てきたのかをアルストが誕生した時からずっと見てきました。

幾星霜の時を経て人がどう変わったのか、どこへ行こうとしているのかを確かめたかったといいます。

ここは本当に楽園なのかと問うレックスに、クラウスは”この星”の記憶を話します。

 

かつて世界では今とは比較にならないほどの生存競争が繰り広げられていました。

神となる前の人間だった頃のクラウスは、ゲート(扉)の研究機関「アオイドス」の研究員でした。

21世紀初頭にアフリカで発見された磁気異常物質。

ゲートの研究機関「アオイドス」の研究によって、多元的な世界同士を繋げる扉(マルチバース・ジョイント)と判明。

地上で保管してしまうと万が一の場合に膨大な被害が世界に及ぶと考え、第一低軌道ステーションのラダマンティスに保管されることとなった。

人に対して絶望していたクラウスは探求心により世界を変えるため禁断のゲート(扉)を開いてしまい、その結果「モルスの地」と「クラウスの半身」を残して地球は別の次元へと吸い込まれ消滅してしまいます。

クラウスは残った半身の消滅を願いましたが叶わず、これはクラウスが犯した罪に当時の神が下した罰だと言います。

クラウスは自分の愚かさによって犯したこの罪を償うため、世界を再生させることを誓います。

 

まず、崩壊した物質を再生する能力を持った分子体(雲海)を創りました。

雲海は接触した物質を分解し、かつて世界を作り上げていた物質へと再構成させる力を持っており、クラウスは崩壊した世界を少しずつ再生していきました。

 

その次に生命の再生。

かつて存在した全ての生命の記憶を持つ素子(コアクリスタル)を雲海へと放ちました。

そのコアクリスタルは雲海の分子構造と結びつき、新たな生命核を形成しました。

生命核はやがて「巨神獣」へ変化し、次第に大型のものへ。

宿した生命情報を基に、巨神獣たちは純粋な生命体を生み出し、その生命体は長い年月をかけて新たな人間となりました。

 

クラウスは新たに誕生したこの世界(アルスト)にまた自分のような愚か者が現れ、繰り返すのではないかと信じていませんでした。

その疑念を払うためクラウスは「ブレイド」を創り、「ウーシア」「ロゴス(メツ)」「プネウマ(ヒカリ/ホムラ)」というトリニティ・プロセッサーを使いもう一つの計画を実行。

クラウスが人間としてゲート(扉)の研究機関「アオイドス」によって保管されていたコンピューターのようなもの。

人の判断に拠らないゲートの管理運営を目的としていました。

「ウーシア」はクラウスがゲートを開いたときに地球とクラウスの半身と同時に吸い込まれ消えてしまいました。

ナギ

前作「ゼノブレイド」はクラウスがゲートを開いて吸い込まれた先の別次元を舞台にした物語。
ウーシアが出てきますよ~!(3人目の天の聖杯になるはずだった人物)

残された「ロゴス(メツ)」「プネウマ(ヒカリ/ホムラ)」にブレイドの管理を任せました。

コアクリスタルは全てのコア情報をロゴスとプネウマに送る機能を持っています。

情報が蓄積され進化していったブレイドはやがて巨神獣となり、新たなコアクリスタルを生成しブレイドが誕生します。

こうした「命の記憶の循環」をクラウスは「アルストの世界の理」として創り出しました。

 

クラウスはすべてのコア情報に触れ「新たに創ったアルストの人間はかつての地球の人間から何一つ変わっていない」と確信しました。(変わらず人の業が深いこと)

そして500年前、マルベーニが世界樹を登りクラウスに会いに行ったとき、ロゴスとプネウマ(天の聖杯のコア)を持ち去りましたが放置しました。

ブレイドとしてロゴス(メツ)が世界を消滅しようとしていたことも。

これも自分の罪による運命として受け止め再び消えることを望みましたが、レックスとプネウマ(ヒカリ/ホムラ)の本来ありえない「再同調」と「命の共有」によってゲートが再び動き始めます。

今レックスとプネウマが使っている力は、クラウスも知覚できないゲートの力。

クラウスは、「もしかしたら世界は変わるのかもしれない」と希望を持つようになりました。

 

そして、ロゴス(メツ)はこれから「アイオーン」を起動しアルストを消滅しようとしています。

メツはマルベーニの世界を消滅させるという影響を受けて、ただそれに従うためだけにやっているだけなのです。

ナギ

レックスは「メツを止める。一発ぶん殴って、それから酒でも酌み交わすかな」ってセリフなんかレックスらしくて良いですよね…。

 

そして、クラウスは別次元へ吸い込まれたもう半身がもうじき消えると言います。(なぜ消えるのかはのちほど…)

プネウマ(ヒカリ/ホムラ)は、全てを背負わせてすまなかったと詫びるクラウスに「神(父様)のおかげで私たちはレックスに皆に出逢えた。最高の思い出です。」と言います。

安堵したクラウスはプネウマに楽園の全ての情報と権限を託しました。

クラウス「私はもうじき消える。その時ゲートもまたこの世界から消えるだろう。お前たちの力を行使できる時間は限られている。」

レックス「わかった、なんとかやってみるよ。」

「クラウスさん、この世界のことまだ諦めてる?」

クラウス「今はお前たちに出逢えて良かったと思っているよ」

レックス「そっか。ならオレの答えとおんなじだね。ありがとう、オレ達を生んでくれて。」

クラウス「私は再び君に向き合えるだろうか ガラテア…」

ナギ

孤独に永々と罪を償ってきたけれど報われなかったクラウス。
新たに創造したアルストでも人の業は変わらず世界は再び崩壊の危機…。
諦めていたところレックスとプネウマによってゲートが動き出しようやく希望が…!
犯した罪の大きさは計り切れないけれど、償い続けて報われましたね。

モルスの地の生物の正体

地球を犠牲にアルストの世界と生命は誕生しましたが、地球消滅後のモルスの地ではわずかに生き残った人間がいました。

あのゾンビのような生物がその人間。

ナギ

顔写真付きのネームプレートを持っていた「デビルキング・グルドゥ」という生物は、クラウスの回想で出てきた「ガラテア」という同僚だった女性でした…。

残酷な世界

アイオーンを起動しようとするメツの元へ辿り着いたレックスら。

ヨシツネ・ベンケイ・そしてシンが死んだことを伝えると、なんとも冷めた反応でした。

それは消滅を望んでいたシンらの本望だと言います。

レックスは「それが本心か?気付いているんだろ?それが自分の意志じゃないって。マルベーニからすり込まれたものだって。」そう言って会心するよう話します。

シンはラウラの心臓を取り入れマンイーターになりラウラとの記憶は残りましたが、肝心のラウラ本人がいない辛さで死にたいと望んでいました。

しかし、ラウラが死に際に言った「シン、あなたに忘れられるのが 絆が消えるのがさびしいよ」という言葉に縛られ死ぬことができず苦しんでいました。

ナギ

メツ自身もずっと自分がわからず苦しんできました。
シン達のこと含め”酷い世界だろ”というメツの言葉がとても響きますな…。

こんな世界を終わらせるようとメツはアイオーンに乗り込み、レックスらは止めるため戦います。

世界樹の崩壊と世界の再生

クラウスは「僕達は 僕達の力で神を斬り そして未来を斬り開く」という謎の声を聞きます。

これは、別次元にあるクラウスのもう半身が前作「ゼノブレイド」の主人公のシュルクによって消滅することを意味します。(前作でこのセリフがあります)

クラウスが「別次元にある半身がもうじき消える」と言っていたのは、これを予知していたからですね。

ナギ

つまり、前作「ゼノブレイド」と本作「ゼノブレイド2」が別次元で同時進行で物語が進んでいたということがわかります!
前作もめちゃくちゃ面白いので未プレイの人はぜひ!!

レックスとメツは戦いの末、メツのコアクリスタルは傷つき最期にはメツも改心し、「俺のドライバーは奴だ。それはそれで悪かねぇ」と言って消滅しました。

ナギ

メツも「ドライバーとブレイドの絆」みたいなものを少なからず感じていたんでしょうね…。

 

別次元のシュルクがクラウスの半身を消滅させたことでゲートも消滅し、ゲートによって均衡が取れていた楽園は崩壊し世界樹がアルストへ落下しようとしています。

アルストの危機にプネウマは1つだけ助かる方法があるといい、5層下の制御室に行くように指示します。

しかし、レックスらが辿り着いたのは船が並ぶ港。

そこにプネウマがやってきて楽園から脱出するように言います…。

自分を犠牲にしてアイオーンに残されたエネルギーを使って世界樹全体を消滅するしか方法がなかったのです。

ナギ

きっつ…絶望しかない…。

プネウマはレックスからコアを取り出し、ドライバーとブレイドの関係を解消しました。

 

その後、脱出艇で楽園から脱出したレックス達でしたが、船が耐え切れず崩壊してしまいます。

そこでじっちゃんが巨神獣の姿に戻り、背中に乗って助かりました。

ナギ

プネウマがハナとじっちゃんにお願いをしていたときに、プネウマはじっちゃんのコアに情報を送っていましたね!

アイオーンが爆破する直前「なぁ、生まれてみてどうだった?」というメツの声が聞こえてきました。

ナギ

「ウーシア」「ロゴス」「プネウマ」はアルストが創られる前のクラウスが人間だった頃から存在していました。
元々は天の聖杯のコアではなく「人間の判断に拠らないゲートの管理運営を目的としたコンピューター」のようなものなので、メツはブレイドとして消滅後も人口的な知能は残ったままだったのかも?楽園が無くなったからさすがに完全消滅してそうだが…

 

アルストには雲海や巨神獣たちの姿がなく、モルスの地だけしか残されていませんでした。

そして、じっちゃんが「亀裂」を越えると突如広大な海が現れます。

この「亀裂」がおそらく「次元の境界だったところの名残」か「アルストと新世界の境界」。

 

海を渡っているとアルストにいた各国の巨神獣たちが1か所に集結し、大地となっていきます。

ゲートが消滅するときにクラウスは最期の手向けとして、このように世界を再構築していました。

 

そしてプネウマのコアが光り出し、ホムラとヒカリが帰ってきました。

先ほども言ったようにアルストが出来る前は「プネウマ」というコンピューターなので、コアさえあれば知能や情報として移動できるのかなぁ、と推測しています。

レックスに別れを言ったのはリスクを伴う行為で助かる保証がなかったからかな?

レックスがホムラとヒカリの元へ行くところで物語は完結します。

さいごに

ゼノブレイド2 最終話「そして少年は 少女と出逢った」のストーリー解説・ポイントのまとめは以上です!

レックスの「じっちゃん、こんなところにあったんだ、楽園。」という最後のセリフ。

ずーっと探して求めていた楽園は世界樹の上でもなく、実は自分たちが暮らしていた巨神獣だったんですよね(´;ω;`)

たった一言なのになんだか深くて大好きなセリフです。

 

あまりのストーリーの良さに初見クリアしたときは嗚咽しながらムービーを観ていて、かなりしんどかった思い出です(笑)

壮大なアニメ映画を観終えたような余韻…。

 

そして!「ゼノブレイド3」は、「ゼノブレイド」「ゼノブレイド2」の未来を舞台にした作品です!

あの人物やあのフィールドも…?
こちらも本当におすすめ作品なので、まだプレイしていない方はぜひプレイしてみてくださいね♪

長らくの間ご愛読ありがとうございました~🥰

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